【展望】京成杯 過去5年⇒「瞬発2平坦3消耗0」
中山芝2000mのコース適性値は、「瞬5平4消1」で瞬発戦を想定。過去5年は、瞬発決着2回、平坦決着3回でした。
僅かに瞬発戦の確率が高いコースではあるが、近年は平坦決着となっている京成杯。近2年はハービンジャー産駒が連勝しているレースでちょっと異質な感じ。ここで求められるものは間違いなく「持続力」であり、平坦実績はあった方が良い。まあ、瞬発戦になる可能性もあるが、ここは平坦戦にヤマを張ろうと思います。
昨年の勝ち馬であるプロフェットは、「△3▼3△2」の平坦決着となった札幌2歳S2着。続く萩Sは豪華メンバーの中で最下位だったが、勝ち馬とは0.3差であった。2着のケルフロイデも新潟芝2000mで「▼4▼1▼3」の平坦決着を快勝。続くきんもくせい特別は瞬発決着も1着となったが、「▼5▼5△2」と大きな加速は計時されなかった。その後の京都2歳Sは「▼7▼5△1」でキレ負けの5着とともにコーナー4回の持続力勝負は実績のあった馬でした。
昨年以外でも、ベルーフやクルーガーなど平坦実績のある馬ばかりです。ずばりここで重要なのは、「持続力」+「コーナー4回の小回りコースでの実績」ではないでしょうか。では、今年の出走馬を見ていきましょう。
①サーベラージュ「瞬1平0消0」▼13▼4△6(東京18)
②マイネルスフェーン「瞬2平1消0」▼2▼1△5(ホープフル2着)、▼11△3△3(東京20)、▼10△2△5(東京20)
③イブキ「瞬1平0消0」▼8▼8△8(東京18)
④ポポカテペトル「瞬0平1消0」▼1▼4△1(京都20)
⑤ジュニエーブル「瞬1平1消0」▼9▼14△14(新潟16)、▼3△2△10(東京14)
⑥ニシノアモーレ「瞬1平0消0」▼2▼12△6(新潟18)
⑦サンティール「瞬0平1消0」±0▼3△4(中山18)
⑧コマノインパルス「瞬1平1消0」△2△2▼3(中山20)、▼18▼5△3(東京20)
⑨アダマンティン「瞬0平0消1」△1△5△4(中山20)
⑩アダムバローズ「瞬0平3消0」▼3▼4△4(京都20)、▼1▼2△6(小倉18)、△1▼3±0(阪神14)
⑪ガンサリュート「瞬2平1消0」▼3△4△2(京都18)、▼7▼2±0(阪神18)、▼1▼10△6(阪神18)
⑫アサギリジョー「瞬2平0消0」▼10△2△5(東京20)、▼14▼3△5(東京18)
⑬メリオラ「瞬1平0消0」▼13±0△4(阪神20)
⑭ベストリゾート「瞬1平1消0」▼10▼5△3(東京18)、▼4△1△3(中山20)
⑮バリングラ「瞬1平0消0」▼6▼3△3(東京16)
想定1番人気のマイネルスフェーンは平坦戦ホープフルS2着と字面上は申し分なし。ただし、そのホープフルSは終始内を回って直線もそのまま内差しした形。全くロスのない競馬であり再現性は低いでしょう。ならばここは、コマノインパルス軸で問題ないような気はしますね。前走はレイデオロの2着とはいえ3着以下は突き放しています。その前走だけ走れれば十分勝負になるんじゃないかな。